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感想文

2004年度TTBiz体験者

K さん(立命館慶祥高等学校)

今回TTBizに参加させていただき、本当に貴重な体験をさせていただきました。

限られた時間内に自分達の思いを伝える難しさ、何もない状態から企画をつくる大変さ、ビジネスの世界を体感できました。地元を見つめなおす機会にもなり、また色々な地方のことも知ることができて、まだまだ日本には発掘する宝物がいっぱい埋まっている!と感じました。プレゼンテーションが終わりTTBizは一区切りつきましたが、まだ終わってはいません。いえ、「終わり」はないでしょう。私は日常生活でも、TVや街頭などで旅行やビジネス関連のものを見つけると「おっ」と思わず見てしまいます。この企画はどのような思いで作られたんだろう?これの何がお客さんの心を惹きつけたんだろう?と、体にビジネスが染み込んでいます。実際は今回のような恵まれた環境で行うことはできませんが、ビジネスの世界を覗くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。楽しかったです!このようなきっかけを与えてくださったジュニア・アチーブメント、アメリカン・エキスプレス、関係者の皆さんに感謝します。本当にありがとうございました!!

M くん(早稲田大学高等学院)

「お疲れ様でした!」成果発表会が終わった後メンバー同士で声をかけ合いました。「やり遂げたんだ」という達成感、自分達の力を100%出し切れなかったことへの多少なりのもどかしさ、各々の胸中に去来したものは様々であったでしょうが、共通してそこには笑顔がありました。

暑い夏に始まり寒い冬に終わったTTBiz。話があってから、一年の約半分の時間を費やして私達を振り回してくれました。こと私にとっては高校生生活最後の活動として、締めくくり的存在でした。そしてそれにふさわしく、このプログラムにはやることが無限に存在し、また、そこから得られる収穫も無限でした。「コンセプト確認するよ」「マーケティング、どうするの」「アメリカとの連絡はどうなったの」どれほど頑張ったか、今ではそれが確実に自分の蓄積となっているのを実感しています。頭を動かし、体を動かし、文字通りゼロから手作りで旅行プランを作るということは私達にとって大きな挑戦でした。そしてそれは、大きな成果となって返ってきたのです。普段の生活を過ごしていただけでは会うことのできなかったであろう、旅行業を中心とした社会人の方々、そして全国の高校生達。そこには常に人との出会いがあり、新鮮さがあったのです。都の方々に、景色がきれいな都庁の会議室を貸し切って何時間も話を聴いて頂いたのは感激でしたし、トラベルカウンセラーの視点の鋭さには感心しました。他にも、企画・実行の大変さを改めて痛感させられましたし、チームワークの大切さ・難しさを思い知らされました。反省点も多く、幾つもの教訓を得ることができました。特に私個人としては、個性の強いメンバーをまとめ、様々な手配をし、渉外に携わったこの経験は貴重な糧となり、また何よりこれらを通して大切な仲間ができたと確信しています。

また忘れてならないのは、この背景には多くの方々の多大なご尽力があったことです。今、そのようにしてできた大きな果実を賜らせて頂けた者として、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

成果発表会の帰り、会場となったAMEX東京本社の建物を振り返り、私は思いました。「これで終わったのではなく、これからが始まりなのだ」と。

TTBizは私を大きく成長させてくれましたし、これからもこの経験が大きな原動力となることは間違いないでしょう。そんなTTBizに一言。

「TTBiz、万歳!!」

U くん(京都市立西京高等学校)

私はTTBizに参加させていただいて、とても多くの貴重な経験を得ることができました。例えばアメリカン・エキスプレスやオークラホテル、市役所などで多くの社会人の方にお会いできた事です。忙しいお仕事中にも関わらず、私たちの質問に答えていただいたり、我々の活動や旅行プランに助言をしていただいたりと、大変お世話になりました。

また、旅行を提供する側の目線から旅行・観光について見ることができたことも大きな収穫だったと思います。それまでの旅行を楽しむ側とは違った目線で観光について見ることで、旅行代理店の活動を通して企業活動について少し理解することができました。さらに、長い歴史を持つ京都に住みながら、今まで清水寺や金閣寺にすら行った事がなかった私にとっては、毎年多くの観光客を迎えている京都が保ち続けている魅力について認識を新たにできたこともよい経験となりました。その一方でプランを作る側と実際にお客様との間で意識のずれが生じる事があったり、古くからの町家が取り壊され歴史的景観が変わりつつあったりするなどいくつかの解決しなければならない問題があることも分かりました。

今回TTBizに参加して得た知識やメンバー10名で取り組んだ他では得ることのできないこの経験を糧にしてこれからも頑張っていきます。アメリカン・エキスプレス、ジュニア・アチーブメントをはじめご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

M くん(広島県立尾道北高等学校)

TTBizに参加したこの4ヶ月、旅行コンセプトの話し合いや報告書作成といった生徒同士の活動、またホテルインスペクションやトラベルカウンセラー訪問といった社会で活躍している方々との交流など、様々な体験を通して僕達は何倍も成長することができたように思います。

活動を終えた今、僕達は自分達の町に誇りを持ち、自信を持ってその魅力を語ることができます。プラン作成の過程において町の魅力を再発見することができ、一層愛着が深まりました。

毎日のように放課後遅くまで続いた話し合いではなかなか意見がまとまらず、時間がかかることもたびたびありました。しかし全員が「妥協はしたくない」という思いで臨み、根気よく話し合いを続けました。僕達が最後までやってこられたのは、この幾多の意見交換の中で生まれたお互いへの信頼感と、それによって築かれたチームワークがあったからこそだと思います。一人ひとりが自分の仕事に責任を持ち、協調して一つのものをつくりあげる力。それが今回TTBizの活動を通して得た一番大きなものです。

この貴重な体験は僕達に本当に多くのものをもたらしてくれました。TTBizを支えてくださったすべての人に、心から感謝しています。

H さん(熊本県立熊本高等学校)

成果発表会から幾日か過ぎ、今更ながら多くの方々に支えられていたことを、一層痛感する。

思い返せば八月、キックオフセレモニーでTTBizという企画の規模・全国の高校生のレベルに圧倒され、当惑しきっていた。更には活動当初、ただ観光地を効率的に並べれば良いのだと「旅」という言葉の持つ意義を軽視していたのだ。しかし私達はいくつもの衝撃に出会い、旅そして商品には人の心が不可欠なのだということを学ぶことができた。

或るホームページに載っていた写真を使わせていただきたく思い関東の大学助教授に無理を承知でmailを送信した。すると「それなら、もっと適切な写真がある。こちらを使ってはどうか」と会ったこともない高校生のために真剣に悩み多くのアドバイスまで下さった。また地元の大学に何度目かの講義を受けに行ったとき難しい授業に疲れているだろうと私達を気遣い、教授がわざわざ自宅から蜜柑をもいできて下さっていた。他にも多くの、魂が震える「出会い」があった。

もちろんチーム皆で過ごした時間も計り知れない。始めは名も知らなかった個人の集合が様々な色を持った一つのチームとなったとき、このメンバーで活動できることの喜びを実感できた。何度も夜を明かしたことも、涙する程悔しい思いをしたことも、今となっては良い思い出だ。そして、そう思えるまでに諦めず歩んでこれたことを誇りに思っている。

私達のTTBizは、ここで終わりではない。この企画で学んだこと・感じたことを大切に育み、更なる何かを求め続けようと思う。いつの日か、出会った方々のような溢れんばかりのエネルギーそして真っ直ぐで温かい瞳を持った人間になっていたい。最後に今回この企画で私達が味わった感動に日本中・世界中のより多くの高校生が出会えることを、今、心から願う・・・。

私達をTTBizに出会わせて下さった方々・励まし支えて下さった方々・そして同じトキを努力した全国の仲間達、皆様のお陰で社会を生きること・一生懸命になるということの素晴らしさに気付くことが出来ました。心から感謝しております。本当に有り難うございました。